Auto-negotiation設定について
ところでAuto-negotiation設定では下記のような症状が出る可能性があることを意識しておく必要があります。
通常はauto-negotiationに設定しておけばとりあえず安心と思うわけです。しかし<font color=red>auto-negotiaionは接続元と接続相手の双方がauto-negotiationに設定されていないと通信モードが期待通りにならないので注意が必要です。</font>昔サイト内のサーバの一部だけでパフォーマンスが落ちる障害に見舞われたことがあります。調査してみるとサーバ側は100M-Full固定、スイッチ側ではauto-negotiationとしていたことにより、スイッチ側では100M-Halfと認識されて、スイッチ上に通信エラーが出続けていました。
Port Rx Error Monitor Mon Jun 7 14:48:05 2004
Port Link Rx Rx Rx Rx Rx Rx Rx
Status CRC Over Under Frag Jabber Align Los
================================================================================
45 READY 0 0 0 0 0 0 0
46 READY 0 0 0 0 0 0 0
47 READY 0 0 0 0 0 0 0
48 READY 23168 0 0 23175 0 0 0
49 ACTIVE 0 0 0 0 0 0 0
50 READY 0 0 0 0 0 0 0
================================================================================
0->Clear Counters U->page up D->page down ESC->exit
1000BASE-T同士でAuto-negotiationすれば通常は双方1000BASE-Tとして認識されます。しかしネットワークケーブルの不良などによって、まれに100BASE-TXなどに誤認識されることがあります。(まれにと書きましたが、うちの環境はサーバ台数が非常に多いのでこの問題は日常的に発生していたりします)
Comments
これ別に Extreme に限った話じゃないです。
L2/L3 及びコアを同じメーカで統一出来ない限り、頻度はやや高くなるともいえます。ごった煮になってる環境幾つかで、お目にかかってます。他のセグメントとの接続点になるスイッチで特に気をつけるべき話ですよね。
直面した際は、追跡は結構面倒ですが個別の接続点ベースで行いました。
プロトコルで流れているものを絞り、通信パターンを列挙したが成果がなく。ファイルの送受信を行う等、泥臭い追跡を行った記憶があります。(汗
これって追跡するために行える作業の定石ってありますかねぇ。ご存知の寡多がいらしたら教えてください。
Posted by: YamaKen | March 07, 2005 01:16 PM
はじめまして。
本記事にトラックバックさせて頂いている者です。
YamaKenさんが仰られているように、これは
Extreme に限った問題ではありません。
原因は私のブログに書いてありますので良かったら見て下さい。
http://netstaff.blog92.fc2.com/blog-entry-20.html
>これって追跡するために行える作業の定石ってありますかねぇ。ご存知の寡多がいらしたら教えてください。
ミスマッチが発生しているポートでは、このログのようにCRCエラーなどが発生していますので、私はそれで調べていました。
また、Cisco同士ならCDPでミスマッチを知らせるエラーを吐いたと思います。
いずれにせよポート数が多いと大変ですね。
もっと良い方法があればいいのですが^^;
Posted by: カマチ | July 23, 2008 10:23 AM
カマチさん
コメントありがとうございました。
1000BASE-Tの普及が進む現在、当該記事を書いたときと比べて圧倒的にauto-negoの問題が減ったように思います。はやく100BASEなくなってしまえばいいんですけどねえ。
Posted by: sanonosa | July 28, 2008 03:45 PM