パッチパネルを使って配線しよう
サーバやラックが増えてくると配線が悲惨なまでにごちゃごちゃになります。特にポート数がたくさんあるコアスイッチに全てのスイッチからのケーブルを集約しようとすると見るも無残な配線になります。そんなときはパッチパネルを使うことをお勧めします。
【パッチパネルとは?】
通常はLANケーブルや光ケーブルでダイレクトにスイッチとスイッチ、サーバとスイッチ等を接続します。しかしラックが増えてくると配線がごちゃごちゃになり、何がどこにつながっているのかわからなくなってきます。これを少しでも解消するためにはいったん配線を中継できると便利です。それを実現するのがパッチパネルです。
パッチパネルの仕組みはシンプルで、ケーブルのInputとOutputを中継するためのポートがたくさん並んでいるだけです。パッチパネル自体には電気を使いませんのでスイッチと違い信号を増幅する機能はありません。単に2本のケーブルを物理的に接続する仕組みしかありません。
パッチパネルのよいところは、仕組みが単純なので非常に安価なことです。ケーブル集約だけならL2スイッチでも同じことができますが、その方法だとラック数が数十とか数百といった単位になってくるとコストがかなりかさんできます。またうまく設計すると配線変更をパッチパネルにて行えるようになるのでメンテナンスの容易性が増します。
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