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December 13, 2004

ディザスターリカバリーについて考える

今回はディザスターリカバリーについて思っていることを述べてみたいと思います。(会社が東京近隣にあることを前提として書きます)

【ディザスターリカバリーの種類】
ディザスタリカバリーに次の3つのレベルがあるとします。

レベル1.データのみを2ヶ所以上にバックアップするパターン
レベル2.データセンターを2ヶ所以上に持つパターン
レベル3.データセンターも組織も2ヶ所以上に持つパターン

【普通の企業ではレベル1で十分では?】
日本は地震が多いのでディザスターリカバリーに関心が高いのは当然だと思います。しかし東京の地震によって自社サーバが置いてあるデータセンターがつぶれてしまうという状況を考えてみてください。東京にIXが一極集中している日本においてそんな状況では日本のインターネット自体が麻痺してしまうことが想定されます。また従業員もサーバ管理どころか自身の生活インフラの確保すらきっと確保するのが難しい状況になるでしょう。そんな状態の中、WEBサイトが一瞬の寸断もなく本番系から待機系に切り替わるということに大枚をはたくことが果たして合理的なことなのでしょうか。そんなわけで、僕は普通の企業ではレベル1くらいをしておけば十分ではないかと考えます。

レベル2くらいは必要ではないか、と考える方もいると思います。しかし待機系のデータセンターがあったとしても、それを稼動させるためには社員の判断が必要になります。判断できる人のいない待機系データセンターが何の役に立つのでしょうか。よって大枚はたいてレベル2を実施するのであればもうちょっとお金を積んでレベル3まで頑張ってほしいものです。

普通の企業で求められる可用性のレベルは、会社が存続できる、というところではないでしょうか。そう考えると、少なくともデータが保護されるというレベル1程度で十分だと思います。大震災があったとしたら復旧に時間がかかってもユーザは許してくれますって。

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Comments

初めて拝見させて頂きました。インターネットにおいてもシステム管理分野のサイトやブログはほとんど見られず、さびしい思いをしていました。これからちょこちょこお邪魔します。
さて、前置きはこれくらいで、デザスタリカバリに関しては、様々な意見がありますが、基本は性善説である日本では不要と考えられることが多いのですが、性悪説である欧米諸国では、必須と考えられています。ご記載のとおり、バックアップ取得は必須ですが、一番肝心なのは、その企業にとって一番の利益を生み出すものが何で、その利益を生み出すために最低限必要なものを、災害時には即座に稼動させることです。また、その際のバックアップシステム稼動の判断は、企業として、本部機構がxx時間連絡不能な場合には、バックアップサイトで緊急立上げを行うなどの取り決めが必要と思われます。肝心なのは、この最低限のシステムを限定することができるかだと思います。それが出きれば、おのずと必要な人・物・金がはっきりするのではないでしょうか、やはり性悪説で、必要最低限を考えるのがデザスタリカバリの鉄則と思います。
かってなことを記載して失礼致しました。

Posted by: dai | January 24, 2005 at 03:48 PM

daiさん、コメントありがとうございました。

ディサスタリカバリーで一番重要なことって実は人間の分散化なんですよね。うちは東京にしか社員がいないので、データセンターをいくら2重化しても全員が震災で死んでしまったらおしまいということもあり、ディサスタリカバリーには否定的な見方をしてしまっています。

会社によるっていうのがこの議論の答えになるんでしょうかねえ。。。

Posted by: sanonosa | January 24, 2005 at 04:09 PM

daiです。

そうですね、会社の考え方によるものと思います。しかし、会社が対象としているユーザが例えばインターネットを利用したコンシューマか、企業間ナのかににもよると思いますが、最終的には企業の存続に何が一番影響が大きいかでしょう。
無闇やたらとバックアップシステムを作成してもご指摘のとおり人がいなければ無意味ですよね。そこが企業が存続するために必須となるものが、何で、その人・物がはっきりしないと、何もできないでしょうね。実は、私はSIベンダに所属していますが、日本でのデザスタリカバリが発展しないのは、そこに問題があります。企業自体がそこまで、自社を分析できていないことと、会計基準の問題もあり、それぞれのシステム単位に対して、どれだけ利益があり、コストがかかっているかもわからないのが実態です。本当は、そこが基本かもしれません。

Posted by: dai | January 25, 2005 at 09:52 AM

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Tracked on December 14, 2004 at 08:10 AM

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