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July 23, 2005

パレートの法則を用いたマネジメント

パレートの法則、別名80:20の法則を用いたマネジメントはとても強力です。やろうと思っていた仕事のうち重要度の高い上位20%さえ達成すれば全体の80%が達成されるということになります。この法則はシステム管理にしても開発にしても、もしくは営業や間接部門の仕事においても概ね当てはまると思います。

【パレートの法則をどのように活用するか】
まずはやるべき仕事を全部リストアップしていきます。次に仕事毎に重要度をつけていきます。そうしたら重要度順にソートし、上位20%をやるべき仕事として残し、あとは捨ててしまうもしくは時間が余ったら行うようにしておきます。あとは選別した仕事をこなすだけです。仕事量が1/5になるので余裕を持って仕事ができるはずです。

【私のパレートの法則活用事例】
というわけで私もこのパレートの法則を徹底活用しています。どのように活用しているか。

まず自分の仕事の場合、前日にToDoリストを整理し翌日やる仕事上位20%を決めてしまい、翌日はその仕事をひたすらこなすだけです。最近では決めた仕事を午前中に全て終えてしまうことも多いです。

次に部下の仕事マネージメントの場合。まず定期的な会合を持ちます。そこでは部下のやりたいことをヒアリングし優先順位をつけ、優先順位の高い上位20%の仕事に対してだけスケジュール設定します(残り80%の仕事については次回会合のときまで取っておきます)。こうしておくと普段はたまに部下の仕事の進捗状況をチェックする程度でプロジェクトはほぼ問題なく達成されます。

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July 06, 2005

中古ストレージ機器は実用に耐えうるか

シリーズ完結編として中古ストレージ機器編です。

【ストレージに求められるもの】
中古ストレージ機器といってもいろいろありますが、ここでは定価数百万円以上のエンタープライズNASやSANあたりを対象にしましょうか。ストレージを選ぶときに重要なのは

 1. パフォーマンス
 2. データ保全の信頼性
 3. データメンテナンスの容易さ(バックアップが取りやすいとか)

になるかと思います。1はハードウェアの設計、2はハートウェア設計&ソフトウェア機能&HDDの信頼性、3はソフトウェア機能になるかと思います。


【中古ストレージ機器は買ってもよい?】
結論から言うと絶対NGですね。ハードウェア設計とソフトウェア機能は中古品でも同じですが、一番肝心なHDDの信頼性があてになりません。新品だと数千万円するNetAppが中古だと数十万円から売っているのを見るとつい購入してみたくなるのですが、HDDがいつ壊れるかわからなく、かつサポートによる無償HDD交換も期待できない点、中古ストレージ機器を購入するのは危険すぎます。

ちなみにエンタープライズストレージでよく使われるファイバーチャネルHDDは定価で1本50万円近くします。つまり中古品を買ってしまうとHDDが1本壊れる度に交換すると数十万円飛んでいくことになります。エンタープライズストレージ機器は新品で購入するに限ります。

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July 05, 2005

中古ネットワーク機器は実用に耐えうるか

引き続いて中古ネットワーク機器編です。

【中古L2スイッチは買ってもよい?】
私の経験では中古L2スイッチであってもはあまり故障しません(ただし昔のSummitは例外。電源ユニットが良く壊れる)。ただ中古スイッチは時代的に100Mbps以下のものが多いです。最近普及しだしてきている新品ギガビットスイッチがかなり安くなってきていますから、あえて中古でL2スイッチを買う理由はなさそうです。

【中古L3スイッチは買ってもよい?】
私の経験では中古L3スイッチはハードウェア的な故障で使えなくなった経験は少ないのですが、ファームウェア的な問題で使わなくなった経験はたびたびあります。信頼性のおけないファームウェアのバージョンだったのでバージョンアップしようとしても正規に購入したわけではないのでバージョンアップできず、本番系に投入できなかったというものです。まあ使えるお金の限られるベンチャー立ち上げ初期時に簡単なルーティング程度で使うのであればあまり問題にならないかもしれません。

【中古L4スイッチは買ってもよい?】
L4スイッチといってもここではロードバランサーとしておきましょうか。単純なラウンドロビン程度を行うのであれば中古で十分かもしれません。中古であってもそんなに壊れません。ただしL4スイッチはファームウェアにバグが多いです。正規で購入しないと最新ファームウェアを入手できませんので複雑な使い方、例えば二重化だったりDSR等をするのは全くお勧めしません。

【まとめ】
ネットワーク機器は中古サーバ機と比べたら故障率は低いと思います。しかし最新ファームウェアが入手できない点ちょっと怖いところもあります。そのあたりの割りきりができるのであれば中古というのもよい選択かもしれません。

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July 04, 2005

中古サーバ機は実用に耐えうるか

久々の技術ネタですね。小さい会社では中古サーバを購入する機会がよくあるかと思います。が、中古サーバって本当に大丈夫なの?って思いますよね。そこで経験則に基づく個人的な意見を述べてみたいと思います。

【よく壊れるパーツ】
私の経験的に中古品を買ってよく壊れるパーツはHDDと何故かonboard NICです。

中古サーバを買ったとしてもHDDはサーバ用の新品を買ったほうがよいです。間違っても個人用IDE HDDなんて買わないでください。サーバ用途だとすぐに壊れます。onboard NICが壊れるということはすなわちマザーボード交換を意味します。こうなったら修理代金が高いのでサーバ自体を廃棄するハメになるでしょう。

あと意外と盲点なのはバッテリー電池は中古品はすぐにイカれます。市販の電池が使える機種ならよいですが、そうでないと意外と高くつくかもしれません。あとラックマウントキットも中古品はイカれているものが多いような印象です。

【中古サーバは買ってもよい?】
個人的には×です。購入時の金額は安くても壊れたら修理代が高いですからね。最近の新品サーバは安いので新品を買ったほうがよいと思います。

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July 03, 2005

よい技術書の見つけ方

「最近よい技術書って少ないんだよねぇ」という話しが話題に上がりました。そこで今回はよい技術書の見つけ方を考えてみました。 

【世間一般の良書と自分にとっての良書は一致しない】
まず重要なことなんですが、世間一般の良書と自分にとっての良書は一致しないです。読者の技術スキルや経験量がばらばらなので世間一般の良書は自身のレベルに合わない可能性が高いからです。技術的に正確で完璧であっても読者が読みこなせなければ意味がありません。

【買ってはいけない本は割とわかりやすい】
良い本というのは定義しにくいですが、悪い本というのは割と定義しやすいものです。例えば著者が技術をよくわかっていない本は買ってはいけないです。自分が知っていることを書いてある部分を読んでみて、正確でなさそうであれば買わない方が良いです。

本って数百ページも書くのは本当にしんどいです。その分量を全て正確な情報で埋め尽くすためには著者が技術の正確な理解と豊富な経験がないと不可能です。そんなわけで本の中身を見てみて少しでも雑な説明があったら著者の技術力は怪しいと思ったほうが良いかもしれません。

ただ、初心者向けの本はちょっと見極めが難しくて、著者は正確に理解していてあえて簡素に書いているのか、それとも著者が全然わかっていなくて結果的に簡素に書かれているのか。例えば「インターネットに接続するためには必ずデフォルトゲートウェイを設定しなければなりません」という説明を良しとしてよいのか、という話しです。 

【よい技術書をどうやって見つけるか】
というわけでいよいよ本題です。こういうのはテクニックというよりは目利きが必要で、ある程度の量の本を読んでいると見えてくるものではあるのですが(これは美味いビールの選び方をビールを飲んだことがない人に説明しようとするシーンに似てますね。麦芽100%、天然水、自家製ホップで作ったビールが必ずしも美味しいわけではない!)、あえて法則を書こうとすると非常に難しいですね。

百発百中ではないのですが、著者の経験則を交えながら書いてある本は割と当たりが多いと感じています。経験したことを書いているので文面に著者の気持ちがこもっています。一方著者が経験したことがないことを本を書くために無理やり調べながら書いているような本だと気持ちを全然感じません。

この考え方で行くと、例えばOSの本だったら著者のプロフィールを見て、この人はOSが大好きなのかそうでないのか知るだけでも少なくとも良い本か悪い本か判断できるような気がします。

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