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July 15, 2005

巨大プロジェクトはやりがいを感じる、の罠

私は今でこそベンチャー企業でこじんまりとした(というか身の丈に合った)システム構築に関わっていますが、大企業に所属した頃はそれこそ数多くの巨大プロジェクトを目の当たりにしたり一部に参加させていただいたりしてきました。その当時プロジェクトマネージャーという仕事は責任が重くて辛そうだなあと思った記憶があります。そこで今回は「巨大プロジェクトはやりがいを感じる」の罠というテーマで記してみたいと思います。

【やりがいと満足度はほとんどの場合一致しない】
さて、当時私は巨大プロジェクトに関わるということはとてもやりがいがあると思っていました。いや実際今でもやりがいがあると思います。

ただこれまでいろいろなプロジェクトに参加してきて最近思うのは、やりがいと満足度はほとんどの場合一致しないということです。やりがいがある状況というのはおそらく責任が重い状態だと思います。そして満足度というのはプロジェクトを無事完了させたという充実感とそれに見合う報酬や周りからの評価だと思います。しかし現実問題、やりがいの部分ではかなり重い責任を負わされ、満足度の部分では充実感より疲労感、たいして上がらない報酬や周りからの評価という状況に陥ってしまうことがほとんどだと思います。

【巨大プロジェクトが大変な理由】
最近のプロジェクトは概して複雑化・納期短縮化・費用削減化の傾向にあります。昔のシステムは割と簡単・ゆったりとした納期・十分な予算が組まれていたのとはえらい違いです。昔のように余裕がある時代では勉強しながらトライ&エラーを繰り返しながらゆったり確実にプロジェクト進行が行えたのですが、最近のプロジェクトは概して余裕がありません。

人は人それぞれ処理能力のキャパシティが異なり、キャパシティの小さい人もいれば大きい人もいます。最近の巨大プロジェクトが大変な理由は、比較的キャパシティが大きい人にとってもキャパシティオーバーなことが多いように思います。ましてやキャパシティの小さい人にとっては言わずもがなです。

【身の丈にあったプロジェクト選択を】
以前私はこのblogの中で、どんなプロジェクトに関わるかがとても重要と書きましたが、大切なことは身の丈にあったプロジェクトに関わるということです。自分のキャパシティを超えたプロジェクトに関わってしまうと燃え尽きるだけで終わるかプロジェクト失敗という結果に終わります。

【過去参考log】
http://nosa.cocolog-nifty.com/sanonosa/2004/12/post_8.html
http://nosa.cocolog-nifty.com/sanonosa/2004/12/post_3.html

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Comments

以前のプロジェクトでは、キャパシティの小さな人からオーバーフローした分を、キャパの大きな人がカバーするという状態でした。
元請けの人たちキャパが小さく、外注の我々が否応無くフォローしているという状況でしたね。
あとほとんどの人たちは、自ら参加するプロジェクトは基本的に選べないはずです。
選択肢を持つためには、己のスキルや存在を他人に認めさせることが大事かな、と思います。

Posted by: moto0215 | July 15, 2005 at 01:31 PM

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