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July 03, 2005

よい技術書の見つけ方

「最近よい技術書って少ないんだよねぇ」という話しが話題に上がりました。そこで今回はよい技術書の見つけ方を考えてみました。 

【世間一般の良書と自分にとっての良書は一致しない】
まず重要なことなんですが、世間一般の良書と自分にとっての良書は一致しないです。読者の技術スキルや経験量がばらばらなので世間一般の良書は自身のレベルに合わない可能性が高いからです。技術的に正確で完璧であっても読者が読みこなせなければ意味がありません。

【買ってはいけない本は割とわかりやすい】
良い本というのは定義しにくいですが、悪い本というのは割と定義しやすいものです。例えば著者が技術をよくわかっていない本は買ってはいけないです。自分が知っていることを書いてある部分を読んでみて、正確でなさそうであれば買わない方が良いです。

本って数百ページも書くのは本当にしんどいです。その分量を全て正確な情報で埋め尽くすためには著者が技術の正確な理解と豊富な経験がないと不可能です。そんなわけで本の中身を見てみて少しでも雑な説明があったら著者の技術力は怪しいと思ったほうが良いかもしれません。

ただ、初心者向けの本はちょっと見極めが難しくて、著者は正確に理解していてあえて簡素に書いているのか、それとも著者が全然わかっていなくて結果的に簡素に書かれているのか。例えば「インターネットに接続するためには必ずデフォルトゲートウェイを設定しなければなりません」という説明を良しとしてよいのか、という話しです。 

【よい技術書をどうやって見つけるか】
というわけでいよいよ本題です。こういうのはテクニックというよりは目利きが必要で、ある程度の量の本を読んでいると見えてくるものではあるのですが(これは美味いビールの選び方をビールを飲んだことがない人に説明しようとするシーンに似てますね。麦芽100%、天然水、自家製ホップで作ったビールが必ずしも美味しいわけではない!)、あえて法則を書こうとすると非常に難しいですね。

百発百中ではないのですが、著者の経験則を交えながら書いてある本は割と当たりが多いと感じています。経験したことを書いているので文面に著者の気持ちがこもっています。一方著者が経験したことがないことを本を書くために無理やり調べながら書いているような本だと気持ちを全然感じません。

この考え方で行くと、例えばOSの本だったら著者のプロフィールを見て、この人はOSが大好きなのかそうでないのか知るだけでも少なくとも良い本か悪い本か判断できるような気がします。

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Comments

欲しい本や好みによるのでしょうが、絵や図が多いものが必ずしも悪い技術書ではないと思います。
目の前に必ずしもない機器や現象、データを説明するのには文字だけでは説明しずらいと思いますが。
まぁそれを理解するのがプロだと言われるならそれまでです。

初心者本は良くないと言う事ですが、初心者には初心者向けの本を薦めます。

技術者と名乗る多くは専門用語を多く使いますが、多くが根本的意味を理解していない方が多いですね。この業界なんとなくやってれば、なんとかなってしまうもんですが。

良い本がないと言うのは同感です。特に日本語では。

Posted by: なんちゃって技術者 | July 03, 2005 02:42 PM

否定ばかりで恐縮なんですが、

> 絵や図が多いものが必ずしも悪い技術書ではないと思います。

絵や図が多い本がダメとは書いたつもりはないです。「稚拙なテクニックと豊富なイラストで内容をごましかしていることが多く中身がないことが多い」と書きました。


> 初心者本は良くないと言う事ですが

初心者本は良くないとは書いたつもりはないです。「初心者向けの本はほとんどが外れ」と書きました。


> 良い本がないと言うのは同感です。特に日本語では。

良い本がないという意味では僕が知っている限り英語や韓国語の本も同様だと思います。英語の本だから良いのではなく、正確な技術情報はまずは英語から書かれる、というのが本質だと思います。

Posted by: sanonosa | July 03, 2005 04:10 PM

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