« APOPやPOP3sを使おう | Main | bindにACLをかけよう »

December 15, 2005

【雑文】なぜ独創的なソフトウェアが日本から生まれないのか

日韓の狭間で様々なプロジェクトに関わっているので嫌がおうにも日韓比較をしてしまうのですが、韓国は独創的なソフトウェアが竹の子のように次々に生まれます。それに対して日本は独創的には程遠いソフトウェア開発発展途上国と言えそうです。そこで今回はちょっと大きなテーマですが、日本でどうしたら独創的なソフトウェアがたくさん生まれるようになるかを考えてみたいと思います。

【開発力がないということより重要なこと】
まず日本人は総じて他の国と比較して開発力がないように思えます。もちろんSI系の業務支援ソフトウェア程度の開発であればそれなりに実績はあるのですが、「これどうやって作ってるの?」と思わせるようなソフトウェアの開発は日本ではあまり実績がないように思います。ただし実績がないから今後も独創的なソフトウェアが開発されない、という論理展開は正しくないと思います。

私が思うに日本人もそれなりのソフトウェアを作ろうと思えば作れる程の技術習得力はあるように思います。ゲーム業界なんかは世界レベルだと言えます。私は、問題は開発力がないことではなくて、何を作るかを発想する力が日本人には欠けていることが問題だと思っています。作るものが決まってしまえば勤勉で几帳面な民族ですから大抵のものは作れてしまう。そう考えています。


【なぜ斬新な発想が生まれないか】
斬新な発想が生まれない理由は2つあると考えています。1つ目は新しいことがなかなか評価されない環境であるということ。海外ではクールなプロジェクトであると見なされるものであっても日本では形が見えてきて実際の成果が出るまでは見向きもされない。2つ目は井の中の蛙(いのなかのかわず)、すなわち身の回り、日本国内しか見ていないということ。海外に目を向ければいろいろな人が本当に様々なプロジェクトを実践している。例えば日本にインターネットサイトはたくさんありますが、ほとんどが同じようなサービスをやっている。日本しか見ていない人が企画するから日本中似たサイトばかりになるのは当たり前な気がします。


【提案:どうしたら独創的なソフトウェアが生まれるか】
「技術者は面白いテーマさえあれば大抵のものは開発が可能である」。もしその前提が正しいのであれば、私は斬新なアイデアを出せる企画屋さんと技術者が一緒に組むのがよいと考えています。例えばAJAXやP2Pというテクノロジーがあるとする。普通の技術者はそれらの技術を簡単に真似して満足してしまいますが、企画者がAJAXやP2Pを使った斬新なアイデアを技術者に与えてあげたら猛烈に開発してくれることでしょう。そんなコラボレートが最高だと思います。

|

« APOPやPOP3sを使おう | Main | bindにACLをかけよう »

雑記・コラム」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32004/7639850

Listed below are links to weblogs that reference 【雑文】なぜ独創的なソフトウェアが日本から生まれないのか:

» 技術村廃村の危機 [谷渓谷]
システム管理コラム集(sanonosaさん)で【雑文】なぜ独創的なソフトウェアが日本から生まれないのかというお題で書かれていた。 プログラマがどういう環境で仕事をしているのかは知らないし、企業によっても違うのかもしれないけれど、技術者だけで村を作ってしまうのは、あまりよろしく無いと思う。 まず言えるのは、同じタイプの人間ばかり集まると新しい発想は生まれにくいという事。 私の職場で... [Read More]

Tracked on December 16, 2005 at 11:33 AM

» なぜ独創的なソフトウェアが日本から生まれないのか【sanonosa システム管理コラム集】 [蚊にクリーム]
なぜ独創的なソフトウェアが日本から生まれないのか 結局日本人には独創的・想像的な感覚に乏しいと思うところがありますよ。自分もIT企業に勤めていますが、何かを作る仕事をしている人間が作ることを楽しむことを忘れている点にあると思いますが、社会・会社がそれをしに....... [Read More]

Tracked on December 20, 2005 at 09:05 AM

« APOPやPOP3sを使おう | Main | bindにACLをかけよう »