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September 13, 2006

ブレードサーバは仮想化の実現に向かっている

ブレードサーバの特徴と聞くと「省スペース」だとか「配線が少なくて済む」だとかその程度の認識の方も多いでしょう。実際その程度のコンセプトで製品開発をしているメーカーも多いですが、ブレードサーバの向かっている先はもっと壮大なものです。そこで今回はブレードサーバの向かっている先について記してみます。

【その1: 高密度化】
まずは高密度化です。何のために高密度するかというと1ラックに搭載できるサーバ台数を増やすためである。ただし高密度化しすぎると発熱の問題や消費電力の問題があるので1ラックに目一杯ブレードサーバを搭載できるわけではないので今後は発熱量と消費電力問題の解消が真剣に図られることだろう。

【その2: 可用性向上】
次に可用性向上です。ブレードを冗長部品と考えると理解しやすいと思います。複数枚のブレードを刺しておき壊れたら切り離す、というわかりやすい仕組みです。次にサーバ管理上配線トラブルが多いですが、ブレードサーバは配線が最小限に済むのでメンテナンスが多いシステムでは結果的に可用性が上がります。また共用部分をシャーシに搭載しますので複数台のサーバを購入するより部品数が減るということもあります。

【その3: 仮想化】
しかしブレードサーバの究極の姿は、仮想化の実現です。

仮想化とは、CPU、メモリ、ストレージなどのハードウェアリソース等をソフトウェアで仮想的に論理的に分割して使う仕組みです。仮想化は汎用機(メインフレーム)で一般的に使われている思想で、IAサーバは数年~数十年遅れで汎用機の思想を追いかけていることになります。仮想化の最大限のメリットは耐障害性とリソースの効率利用です。ハードウェアを多重に冗長化することによる耐障害性と、ハードウェアリソースをシェアすることによるリソースの効率利用の両方が図れるわけですね。

この説明でぴんとこないかたはOSを思い浮かべてください。複数のタスクやスレッドを1台のPCで同時に動かすことができるのはOSがハードウェアリソースを管理しているからです。仮想化では複数のタスクやスレッドだけではなく、複数のハードウェアリソースも管理するようになります。

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