カテゴリー「技術者交流会」の2件の記事

January 12, 2007

正しい技術者交流会の参加の仕方

世の中にはいろいろな技術者交流会が開催されています。交流会参加者に、交流会への参加理由を尋ねることがありますが、一番多いのが「人脈作り」「業界情報を仕入れる」などといった、一歩後ろに下がったものです。残念なことにそれらの人は結果的に人脈も作れなければ、業界情報を仕入れることもできない場合がほとんどなようです。

そこで今回は正しい技術者交流会の参加の仕方というものを考えてみたいと思います。

【技術者交流会で期待できること】
私の経験から、技術者交流会で期待できることは次の3つです。

 1.知り合い作り(あえて人脈作りとは言わない)
 2.飲み友達作り(技術ネタ等趣味の部分で盛り上がれる友達を作る)
 3.ビジネスアライアンス作り(利害関係が一致することで新しいビジネスが産まれる)

ここには「人脈作り」とか「業界情報を仕入れる」という曖昧なレベルから一歩踏み込んだ深い人間関係が存在します。すなわち技術者交流会に参加する際には、深い人間関係を作ること、言い換えれば素の自分をさらけ出し、また相手の深いところまで理解するところまで行わなければいけない世界と言えます。


【技術者交流会に参加する際用意したほうがよいこと】
それを踏まえて技術者交流会に参加する際用意したほうがよいことについて3つ考えてみました。

 1.印象に残る名刺を用意しておく。
    (毎回大量の名刺をいただきますが、印象に残っている名刺はごくわずかです)

 2.自分が大好きなこと、もしくは今困っていることを考えておく。
    (人的ネットワークを作るためには相手と関わるインタフェースが必要です)

 3.自分を一言でアピールできる何かを考えておく。
    (実際にあった印象に残っている例:「フリーのデザイナーで何でも作れます。FLASHやJavaScriptもOK」「某ゲーム会社でドラクエの開発やってました」「お札を数える機械のファームウェア開発にバグがありお札数百万円分を裁断してしまいました」「某大手ECサイトでシステム管理責任者やってます」「大学で知財を教えています」等)

とにもかくにも自分をアピールできる何かがないと相手に覚えてもらえないのが交流会です。

【技術者交流会に参加するのに理想的な方】
技術者交流会に参加するのに理想的な方はずばり

 ・ベンチャー企業の経営者
 ・フリーの技術者
 ・変わったプロジェクトの経験者
 ・独立心旺盛な大企業の役職者

などの方と言えるでしょう。これらの方に共通しているのは、相手に話すネタが豊富でかつ今後何か一緒にやっていくきっかけとなりそうなインタフェースを豊富に持っていそうだということです。逆に一番よくない参加者は、自分は何も持っていないのに相手に対して何か求めるタイプです。情報や人間関係は自分から何か出さないと絶対に得られないです。そう考えると単に大企業に勤めているだけの平社員というのが一番相応しくないかもしれません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 19, 2005

第2回技術者交流会参加者募集中

第2回技術者交流会参加者、いよいよ今週末です。6/25(土) 16:00~東京新橋にて行いますので参加希望者はこちらをご覧いただきご応募ください。


ところで今回は技術者交流会を開催しようと思った理由と今後の展望を記してみたいと思います。

【技術者交流会を開催しようと思った理由】
私はいろいろな人と飲みに行くのが大好きで、飲んでみたい人がいると誰かに紹介してもらったりしながら飲み友達を広げるということを普段から行っています。そういったことを続けていると気の合う人が何人かでき飲み友達ができたり、その人からさらに他の人を紹介してもらえたり、さらには一緒に仕事をしたりするようになったりします。これは面白い!ということでさらにこの輪を広げるという意味で技術者交流会を開催することになりました。

【今後の展望】
で、第1回目をやってみて思ったんですが、たしかに当初の個人的な目的である飲み友達の輪は広がったのですが、交流会全体として見ると会としての方向性がないと単なる飲み会で終わるな、という危機感を持ちました。前回参加者がどのようなモチベーションで応募くださったのかはきちんと調べなかったのでわからないのですが、前回はおそらく深い考えをお持ちで応募くださった方はそんなにいらっしゃらなかったのではないかと思います。

これ、会社と同じだなと思いました。すなわち人が大勢いるけど方向性が定まっていなくて統一感がないという。技術者交流会を発展させていくためにはまさにベンチャー企業経営と同じくマネージメントが必要になると考えました。私の未来の理想的なイメージはこんな感じです。まずは交流会の方向性を示す大きなビジョンを作る。そのビジョンに共感する人が大勢集まり、参加者が多く集まる仕組みや技術者集団らしく各種ルティーンワークのシステム化、セミナー開催や分科会の開催等が自然に行われていく仕組みです。まさに企業活動そのもの!

・・・とはいえ企業活動同様、そもそも技術者交流会を何で行うのかという根本の部分が僕の中でも参加者の中でもまだ明確にイメージできていない時期だと思います。このあたりご意見をお持ちの方はぜひとも第2回交流会で私とお話しさせていただければと思います。よろしくお願い致します!

| | Comments (1) | TrackBack (0)