カテゴリー「ソフトウェア」の5件の記事

April 14, 2017

Baculaの設定でハマったこと

オープンソースのバックアップソフト「Bacula」コミュニティ版の設定でハマッたところをメモ書きとして残しておきます。

 

・設定ファイルにはホスト名ではなくてIPで書く。例えばlocalhostではなくて127.0.0.1とか。どうしてもホスト名を使いたいときは/etc/hostsに書いてもOK。

 

・設定ファイルにPasswordを書くところが多いが、自分のパスワードの場合と、接続先のパスワードの場合が混在しているので気をつける。

 

・もしdirectorサーバとstorageサーバを兼ねるのであれば、bacula-dir.confのStorageディレクティブにあるAddressは127.0.0.1ではなくて自分のIPアドレスを書く。何故ならここで設定するIPアドレスはバックアップ対象サーバがStorage daemonサーバに接続するときのIPアドレスとなるから。

 

・bacula-dir.confの設定が終わったあと、必ずbconsole上で「label」コマンドを使ってVolumeを作ることを忘れないこと。これを忘れても画面上は特にエラーメッセージが出ないのでわかりづらい。・・・と思ったが、bacula-dir.confの設定中poolに「Label Format」を書いておくと、その名前で自動インクリメントされるようになるのでlabelコマンド実行は必ずしも必須ではないことが判明。

 

・bconsole上でTerminated Jobが残っているのが嫌なときは、director daemonサービスとstorage daemonサービスを止めた後に/var/spool/bacula/bacula-dir.9101.state と bacula-sd.9103.stateを削除すればよい。

 

・ストレージサーバ毎に1Jobしか走らないように設定する方法がなかなかわからず苦労した。結果的にbacula-dirのdirectory、storage,poolディレクティブにそれぞれ記載することでうまくいった。

 

・MySQLが認識しない問題。5.0.xのときは問題なかったのに、5.2.xからdefaultがPostgreSQLになっていた。

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July 16, 2010

オープンソースソフトウェアのからくりとしくみ

先日本屋の中でぶらぶらしていたら、なかなか良い本を見つけたのでご紹介してみます。オープンソースソフトウェアがどのように作られていて、またどのように作れば良いか具体的に説明されていて結構面白かったです。オープンソースってプログラミング力以前にどういうルールで作ればいいのかという段階でつまずくことがありますが、この本があればそのレベルは軽くクリアできます。

こういう実践的な情報はWEB上でもなかなか見つからないので貴重です。内容が結構良いのに無名(だと思う)なのはもったいないです。

以下引用。

「システム管理者もオープンソース開発者も必読の1冊!
OSSのブラックボックスを丸ごと解説!!
本書は、Linuxが「どのように構成されているのか」「その構成要素はどのよう
にして作られているのか」についてを平易に解説、UNIX系OSを裏側から支える
数々の仕組みを理解できます。Linuxを日常的に利用しているシステム管理者は
もちろん、オープンソース・ソフトウェアを開発しようとする開発者や、オープ
ンソース・ソフトウェアの開発に何らかの貢献をしたいと考えているユーザ
は必読、今までブラックボックスにしていたLinuxソフトウェアの裏側も、この1
冊でわかります。

コンパイルやリンク、ビルドはもちろんパッチやマニュアル、RPMまで、UNIX系OSを裏側から支える数々の仕組みを解説。Linuxを利用しているシステム管理者やLinuxについての知識を深めたい方はもちろん、オープンソースソフトウェアの開発/貢献を考えている方は必読の1冊。」

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December 19, 2006

ソフトウェア資産管理について考える

今月分の@IT連載記事が掲載されました。タイトルは「ソフトウェア資産管理について考える」です。

http://www.atmarkit.co.jp/im/cop/serial/kanrisha/10/01.html

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September 08, 2006

Notesの基礎概念

Notesは古いアーキテクチャーで現在主流の3階層モデルとは概念がずいぶん異なります。そこで今回はNotesの基礎概念を図解してみたいと思います。

 


※3階層モデルでは1システムにDBが一つですが、Notesではメールユーザや機能毎にDBを用意します。

 


※NotesDB内にはデータ(文書)だけでなくプログラム(設計)も保持します。また閲覧/編集などの権限が入ったプロパティ(属性)も保持します。

 


※設計を更新したら、マスターDBに反映後、関連DBにコピーします。(例えば掲示板のロジックを変更する場合など)

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June 01, 2006

失敗しないグループウェア導入法とは

今月分の@IT連載記事が掲載されました。タイトルは「失敗しないグループウェア導入法とは」です。

http://www.atmarkit.co.jp/im/cop/serial/kanrisha/04/01.html

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